Mostly, this is diary.
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「え-?!」
しっかり横にいる彼の方を向いて驚いて気づいた。
さっきすれ違った子供が振り返ってこっちを向いている。
夢中で話していて気づかなかったが、もう自宅近くの高校の下まで辿り着いていた。
...

「『えー』も何も..」

「ちょっと待って。...あの子こっち向いてる。」

「だからどうなんだ!」

「大人の会話は教育上良くないんじゃないかと?」

「俺には関係ない。」

2人で子供のほうを振り返る。
見かけない子供はだった。
服装も近所の小学生とは少し違うようだった。

「何見てるの? 家、近所なの? この辺の小学生にしてはお洒落な子ね。」

「これがお洒落?」

「俺は中学生だ。ずいぶんなご挨拶だな(?) やっと会えたな。初対面なんだぞ? 俺達は。」

子供は意味不明に生意気だった。
声だけは大人並に大きかった。

「そうねえ、この辺で会ったことはないかも。会っていても気にも留めていなかったと思うけど。だって小さいんだもん。」

「ひどい事いうな。俺は将来お前と結婚するんだからな?」

はあ...?

「十分刺激を与えてしまったようだな。」
隣の彼は妙に納得して言った。

「結婚て? 家出る前にテレビでも見てきたのかな? 僕、もう夕方なんだからお家に帰れば?」

「俺のお家はお前達の行く方向にある。」
変わった子だな、この子。

「ふ~ん。じゃあね。」

「おいっ! 俺が誰か聞かないのか。」

「...有名なのか?」
きらっと目を光らせて隣の彼は振り返った。

「それほどでもないけどな、俺の名前は...。」
子供はいう。

「この辺で局地的に有名でも関係ないんじゃないの?」

「そうだな。」
振り返った彼は踵を返して、子供に背を向けた。

「いいのか?俺の名前を聞かなくて。聞いたら驚くぞ。俺の名前は...」

「わかった! 聞いて欲しいんでしょ。早く言いなさいよっ。」

...

「俺はな『りんご』君だ。」

...

「珍しいって言えば、珍しいけど。そんな驚くほどでもないよね? 有名でもないし。」

「まあ、普通だよな。」

「じゃ、りんご君バイバイ。」

「こら、何か反応はないのか? 後悔するぞ!?」
子供は怒鳴っていった。

「なんなの、あの子。何に反応しろっての?」

「俺が聞きたい。」
...

「あ、さっきの話だけど。よく考えたら私、初めてでもなんでもないんだ。アメリカであった事を思い出したら...。」

「それはどういうことだ?!」

「う~ん。1つはキス。もう1つはとても痛い思いをした。フランス人の同級生が居てね、7才上だったんだけど...。あんまり痛くて、痛い! 何するの?!やめて! って叫びたいくらい痛い思い出なのよ。」

「なんかリアルだな。」

「ダナって嫌だな~。女の名前みたいで。」

「...じゃ、どういうんだ。」

「他の表現ならいいの。いいんだけど、遠い将来の話だから。それより痛い話は忘れてもらおう。」

「話が飛んでわからなくなってきた。でもそういわれると余計に聞きたくなるんだけど?」

「俺も聞きたい。」
小学生のように小さい中学生は一緒になって話を聞いていた。

「ほら、小学生まで話に完全に加わってきたじゃないのよ?」

「中学生だ!!」
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