Mostly, this is diary.
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日本から電話があった。
心配してくれている人は決まっている。
近況を話した。

まだ家も決まってない、見つかりにくいが対応を報告。
プロジェクトマネージャーは気の利く優しいの女性だった。
彼女の話では、来年の入学問い合わせがドミニカ共和国の生徒からあった事。
そのまだ見ない男の子と仲良くなれそうな気がする事。
まだ全員ではないが何人か生徒に会った事。
入学式でほぼ全員に会うが、案外感じの悪いひどい事いうような人と仲良く慣れたりすることもあるetc。

黒髪君は少し離れたところで聞いていた。
途中から、私が電話してるのにもかかわらず、後ろを向いたまま話に割り込んできた。
質問をしてきたのだ。
一体、この図々しさはどこで培ってきたものなんだろう?

電話の途中、仕方なく感じの悪い日本人がいると話した。
その日本人は挨拶の点では改善が見られるが、依然私には態度が悪いのはどうしてなのか恨まれる理由すらわからないと話した。

どうしてそんなに私に我儘に振舞うんだろう?
過去に何もないのに、ほぼ初対面で結婚の話をするなんてどういう神経だろう?
明らかに私は引いているのに。
私には例えば背の高い人とか?などの好みがある。
いい年をして自分の好みなんか言ってる場合じゃないのも知ってる。
でも、嫌。

ひとりっこ?
誰でもいいのかな?
誰かにふられてあせってるのかな?
それとも私が記憶喪失?
過去に黒髪君に会ったことがあるとか?
不思議で仕方なかった。

やがて電話は切らざるを得なかった。

「...こういう人を知ってる?」
接点を探すことにした。
点と点を結べば線になるでしょ?
黒髪君の在籍したという建設会社から大学の講師になった人がいた。
人柄の良い人で、よくお話をさせてもらった。
特定ブランドのトイレの芳香剤が好きという特徴があった。

なんと、黒髪君。
知り合いの知り合いだからということで、元講師の迷惑も顧みずインターネット回線の通話を始めた。

「...というわけで、この子(黒髪君)変わってるんです。この人どういう人なんでしょう。大丈夫でしょうか?」
私は不安だった。
逆に黒髪君はこのやり取りを聞いて私を恨んだのだろうか?

元講師にもらったアドバイスは、気をつけたほうが良い。
私もそう思った。
不安も疑問も募るばかりだけど、困ったことに悪い人に思いたくない。
どうして友達になろうとしてくれないんだろう。
そうしてくれれば近寄れるのに。


入学式の日がきた。

家は決まらない。
必要事項を記入して本や肩掛けバッグをもらう。
バッグには学校名が入っていた。

入学前に会った人たちより、ずいぶん多くの人が来ている。
アジア系も思っていたよりかなりいる。
近頃の日本人と韓国人は区別がつきにくい...

会った人とはなんとなく自己紹介や挨拶をする。
このころ私は外国にいた頃の癖で、視線が合うと挨拶をしなくともなんとなく相手に笑いかける癖があった。
誰でも目線があって、目をそらされるより笑いかけられたら嬉しいでしょ?
日本ではあまりできなかったけど、ここでならいいと思った。
この癖を逆手に取られた。

黒髪君は大声で私を怒鳴りつけた。
自己紹介の他に自分を見て笑いかけたこと、つきあえとか、やらせろだとかそんな内容だった。
その声の大きいこと。
割れ鐘か?
正直、声が大きすぎて内容の詳細なんて覚えていない。
公衆の面前で最低。
どうして他の人みたいに普通の友達から始めてくれないの?

「何も怒鳴らなくてもいいじゃない。じゃあ、挨拶から...初めまして?」

普通、態度悪い人に会ったら他人のふりをするか逃げたいよ。
同じ学校で逃げるに逃げられないし、外国人の白い目を浴びて私はかなり切なかった。
ただ可能な限り明るく振舞って挨拶をした。
すでにしたけど、そうする他自分も黒髪君も恥をかかずにすむ方法が思い浮かばなかった。
彼は私と同じものを望んでいなかったから、大声で話し続けた。
「...元気いいんだね。声大きいね。」

でも運悪く日本語のわかる『外国人』がいたんだ。
黒髪君の『やる』発言を聞いて、英語でその意味を静まり返った観衆にぶちまけたゲルマン民族がいた。
目の前に座っていたのだけれど、この人もすごく感じが悪かった。
ふんぞり返って偉そうに振舞う。
こういう人は案外卑小かも。
わかるなら確かめるまでもないでしょう?

「え? 彼(黒髪君)はそんなこといわなかったよ? 今、自分(外国人)がで言ったよね。」
切り替えしてやる。
伊達に喋る商売してたんじゃない。

「奴(黒髪君)はなんていうんだ?」

「え?」

「自己紹介してただろ? それとも...?」

「ああ。黒髪君の名前はね、A fruit from heaven's field.」

「林檎だ...それが奴の名前なのか?」
奴が面食らう番だった。

「別に林檎というわけではない。そうか聖書か。そうも考えられるね。
日本人なら桃だと思うんだけど良い名前でしょ? その話をしていたんであって、あなたが今言ったような下品な話をしていたんじゃないのよ?」

「どうして桃だって思うんだっ?」
黒髪君が怒鳴る?

「あれ? この間出身地がどこだのとか言ってなかったっけ? 桃で有名なところだなと思ったんだけど...」

「何なんだ? お前ら絶対話してた! 俺は聞いた。」
感じ悪い外国人。
背は高そうだけど、顔も嫌。
気を利かせていい話にしてくれればいいのに。
ここで黒髪君を悪者にしてお終いというのも間違ってると思った。

「どう思ってくれてもいいわ。仲良く慣れそうにないわね~。」
この状況に積極的なフォローを入れてくれた人はいなかった。
むしろ私が悪いようなことを日本人の娘に言われたし、この子と仲良くなるようなことはなかった。

「なんて奴なんだろ!」
そういってくれた日本人の男の子がいて『ほっ』とした。

何が悲しくて入学早々こんな会話をしなきゃならないんだろう。
喧嘩したくて、辛い思いしてこの国に来たのではないのに。
私こそ幸せになりたいから、ここへ来たのに。
でも、これはほんの序の口(in the middle of beginning)でしかなかった。
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