Mostly, this is diary.
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にぼし犬:第1ラウンド

にぼし犬とお話しする前にあった出来事。

そもそもRound1があってすべてがテンヤワンヤの大騒ぎに発展。
話し合いのような、喧嘩のような、取っ組み合いのような蜂の巣をつついた状態。
もちろん私一人で騒ぎは起きない。


Round1:1対1状態。
2002年夜の新宿。
季節は秋だったかな...東京もあの辺季節は植物に変化がないからわかりにくいのよね。

いつもの場所でみんなと話していたと思う。
イタリアへ行く前だったな。

来客があったんだよね。
お客さん...っていわれて
え?? お客?

その場所ってのがビルの中だから、なんだろうと思った。
すごく驚いた。
わざわざ13年も昔にきていたあの上着を着て、あの子が目の前に立っていた。
開けたドアノブを掴んだまま、私は固まる。
...オーラが息を呑ませる。

「え?! ちょっと......どうしたの...?」

「来てやったんだ。...逃げも隠れもしないっていうから。お前仕事辞めたんだってな...。」
睨むようにきつい目つきでそういった。

「そう。だって取締役がフリーランスになるからアシスタントいらないって言われた。本当かどうか知らないけど。...実は会社の存続も危ないもん。それに、知らせるほどのことじゃないなって思って...。」
確かに東京に来てバイトしていた会社は退職した。
デザインをするよう言うけど、相談役達がコンセプトを話し合うばかりで実現が難しい。
実際そうなったかどうかは知るよしもない。
社長は健康に重大な問題を抱えていたし...。
卒業後の就職も視野に入れていたけど、存続が危ぶまれるのでは仕方ないことだった。

「...どうして俺が辞めたこと知ってると思う?」
嫌な気分になる質問だった。

「さあ、聞いたんじゃない誰か、間違ってる人に。電話したとか?」
...答えはなかった。

「でも、私は雇用契約者と直接話をしてるし、他の人が何を言おうと事実だから。もちろん何を信じるのも自由だよ。」
明らかに私に悪意を持った人と話したんだ。
見当はつく。

「それよりどうしたの? 何かあったの?」

「...何かあったんじゃないかと思ったのはこっちだ。」

「そっか。来てくれてありがとう。でも何もないんだ。あ...、ここじゃ何だから中にどうぞ。1人できたの? あっ!?」
言い終わるか終わらないうちに、押し入るように中に入ってきて後ろ手でドアをしめた。
私のいた場所はスタジオつづきの部屋。
スタジオには不特定多数の人が通るから聞かせたくない話もあるかもしれない。

「...いいよね?」
室内には2人いて各々のMacに向き合っていた。
話をここでしていいかどうか聞いた。

「...いや、いいけど。」
「俺はやだ。」
1人は多少面食らって、もう1人はむっとして言う。

「俺もやだ。何か聞かせる気か?」
相変わらずキツい目つきで睨む。

「そんなに睨まなくてもいいのに...。むしろ関係ない人に何か聞かせたくないからこっちに来てもらったのに。外は通り道と同じだから。」

「睨んでない。なめられたくないから...。」

「あ、わかった。じゃ、私が慣れます。ここで立ち話もどうかと思うから座ろう?」

部屋は20畳くらいだったろうか。
でも静かだったからどこで何を話しても先住民2人に聞かれてしまう。

「俺達席はずそうか?」
1人は気を遣っていってくれる。
この子は子がいいだけでなくて性格も良い。
白い服を着てよくここにいた。

「外す事ねーよ。俺らが先にここにいたんだから。」
この子は黄色い服を良く着ていた。

「あ、こういう子なの。若いから...。」

「あれ? 俺は若くないってこと?」

白いほうが茶化す。
よかった。
場の空気重かったし。

「ううん。『人間ができてる』っていうの。まあでも2人ともすごく良い子なんだ。あ、紹介するね?」

紹介されたくない人と紹介聞きたくない人がいたけどそうもいかない。
遠慮もさせたくないので、無理やり奥の窓のそばへ連れて行った。
外にはスカイスクレイパーの夜景。

「せっかく来てくれたのに...いつもうまくいかないような気がする。子供の頃から知ってるのにね。」
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