Mostly, this is diary.
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昔々、子供がしぶちかをお母さんと通っていました。
「こんなに人がいて、どうやって運命の人を探すんだろう。」
立ち止まっていぶかしんでいる田舎の小娘に、子供は運命の人だと言って抱きつきます。
娘には子供が幼すぎて、視界に入っていませんでした。

この後、子供はとんでもない物を娘の口につっこみます。
さらに渋谷のハチ公口あたりで、娘は後に有名になるアイドル達や落語家に会うわけです。


さて、それから子供は大きくなって確か19の頃に、田舎の町に現れます。

今は亡き伯母に「どうしても会わせたい、困った人がいる」電話で呼び出され、母の実家の新しい家の玄関を開けると、そこには見慣れない華奢で瞳の大きく端正な少年がいました。
紺色のニットのベストがよく似合っていました。

青年となった彼は、ある目的でそこに訪れていたのです。

考えてみれば、あの日渋谷であった彼等は、この青年と同じように田舎へやってきました。

ひとしきり玄関だの車だので言い争うものの、青年は聞く耳を持ちません。
近所の遠縁の青年もやってきて大騒ぎです。
遠縁には遠く東京にまで応援を頼みかけて辞退しました。

その遠縁の青年を少し先に見える自宅に送るため、遠来の招かれざる客と水田の真っ只中を歩きました。
客の手を引いてやると、その手は滴り落ちる程の汗をかいていました。

汗が惹くようにおまじないをかけてやったのに、12年も13年も変わらずその手は汗だくです。

変わった事と言えば...変わったことはたくさんあります。
年齢を重ねました。
それから、それから...。
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