Mostly, this is diary.
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shinjyuku2002.jpg

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にぼし犬にあった晩。
その夜はとてもとても幸せな夜だった。


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The night when I met the Pembroke, I was extremely happy.

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後で幸せだった分、めちゃくちゃな夜でもあった。
眠ったのか、眠らなかったのか覚えていない。
夜明けが近くなった頃そっと帰ろうと思った。

帰り支度を始めたのは何時だったろう。
結局、朝に階下に降りると複数の人が寝不足気味だった。
騒いでごめんなさい。
でも、ある程度は確信犯なので謝るのも白々しいけど、ごめんなさい。

「コーギーちゃん!」

にぼし犬もそこにいて、転がるように駆け寄ってきた。
この子は寝不足じゃないのか。
明るいところで見れば、毛色が淡褐色で足だけ白い毛に覆われている。
白足袋を4本足に履いているように見える。
ロープ状の尻尾がついていて、尻尾の先は白い毛先の筆のようだ。

「おはよう。コーギーちゃん。」

吠え付こうとしてるのか、小さいなりに身構える。
犬は人の思惑などお構いなし。
撫でてほしいのか気に入らないのか力いっぱい吠える。

わんっ!!

「わ、大きな声だなぁ。」

小柄な体に似合わず耳を塞ぎたくなる程の声量だ。
でも、昨日の人間の騒ぎに比べたら大したことないよ、と犬は言っているのかも。

本当は自分のことでいっぱいいっぱいの朝だったけど、犬を見て思い出す。
ああ、犬がいたわ...(ポチと呼ばれているらしい)
あの後大黒柱はどうなったんだろう...?
誰かが縄を解いてリリースしたらしい。

自分も身をかがめて上からさっと犬の体を持ち上げた。
犬は人間だったら『あ。』というような顔をする。
噛みつかれないように、くるっとそのまま自分自身バレリーナ状態で1回転。
仕上げはダメ押し。

「高い、たかーい。」

犬はすっかりおとなしくなった。
そこで思い切り頬擦りしてみた。
お話をしている間、にぼし犬を洋服の中に入れてみた。
どこか遠くでうーっと唸るような声を出す。

「あー、抱かれてるの嫌なのかな? なんかおやつは?」

そうだ、煮干をやってみよう...

台所に立つお母さんから煮干をわけていただいた。
犬はお座敷に下ろされて、煮干をじっと見ていた。
煮干を目の高さへ持っていくと、とても大きなよだれをポタッと垂らした。

「あ、大きなよだれ..ここお座敷なのに、ね。」

犬は煮干を見ればヨダレをたらすものなんだろ?

「まあ、そうだけど。顔や体の大きさの割には大きなよだれのしずくだったなと思ってさ。
さあ、お手をしてごらん。 お手!」

はしっっ。
『にぼし犬』 はおいしそうに煮干を食べた。
黒い目が愛くるしい。

その直後、私は 『にぼし犬』 のお気入りに追加された。
犬はにぼしを食べ終わるとくるりと背を向けたので、飼い主の元へ走るのかと思いきや、急に私の足の甲の上にうずくまった。

「あのう...そこは私の足なんですけど...?」

動かない。
犬は少しも動かない。
にぼし犬はうずくまって悪びれもせず当然のように私の足にお尻と背中を乗せている。

「これは背中を撫でろって事?」

さあ。聞いてみれば?

犬にヤキモチでも焼いたのかな。
まさか、ね。

このかわいいにぼし犬との再開は2007年9月を待たねばならない。
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