Mostly, this is diary.
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夜中、腹部に異常な痛みを感じて目が覚めた。
1990年のある夜。
痛みはお腹の中央より下。右寄り?
激痛だった。
痛い場所がゆっくり移動していた。
かなり痛い...これは我慢できない。
下痢だとか、痛んだ物を食べた程度の騒ぎじゃない。
収まらないどころか酷くなっていく。。

救急車が必要だと感じた。
電話は同じ階ひとつ。
理由は何も分からない。
思い当たらない。
家人はいるけど、耳の遠い母は呼んでも起きない。
耳の問題が無くても起きない事を私は知っている。
父はいない。

ベッドから立ち上がれなくて、床に転がり落ちるしかなかった。
衝撃で動けなかったけど、じっとしていても誰も助けてはくれない。
家人を何度呼んでも無駄だった。
一緒に住んでいる意味あるのかな?
這って4m先の母の部屋に行かざるを得なかった。
母を超えたところに電話があるから、声を振り絞って起こして電話をかけさせる。
救急車を呼んだ。

本当に真夜中だった。
自宅から車で15分の総合病院に運ばれた。
ところが救急車で運ばれて、緊急外来で診察を受けた後から安心したのか、他に理由があるのか少しだけ痛みが和らいだ。
当直の医師に腹痛の理由を聞かれたが思い当たる節が無いように思った。
多少良くなってきたとは行っても痛いことには代わりがない。
痛み止めの注射を打たれて、落ち着いてきたのは午前4時をとっくにまわった時間だった。
とにかく立ち上がれず、横になっていると少し楽だった。
レントゲン撮ってみたが、異常は見られなかった。

数日入院して、腹痛の理由は原因不明のまま退院になった。
私は下痢症でも、便秘で悩んだことはないと再三行ったにもかかわらず、入院中に医師の都合でおしりの穴に指をつっこまれてしまった。
排便トラブルを疑ったらしい。
あまり寒い時期の話ではなかったが、何月のことだったか覚えていない。
もちろん母の記憶は頼りにならなかった。

もしかしたら...この時、私はある可能性を見逃していた。
時間が前後しているから、今となっては悔やまれるばかりだ。
もしかして妊娠していたかも知れない。
おそらく腹痛を起こした時点で、私に残されていた結果は同じだったのかも知れない。
私はある可能性を忘れていた。
それもうっかり忘れていたのではなかった。

「そういえば、あれから大変なことがあったの...生まれて二度目の救急車体験があって。」
湖の暗い月夜にこの話をしたことがある。
暗い月に照らされて浮かんだ影のような形。
じっと聞いてくれたのは相手はヤマアラシだった。
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